あかねちゃんをつくろう!
ジャンプ連載「魔人探偵脳噛ネウロ」の人気キャラクター「あかねちゃん」。彼女のリアルでキュートなフィギュアを手作りしてみませんか?夏休みの工作に、現物支給に、電灯のひも伸ばしにと、可憐な美少女があなたのアーバンライフを彩ります。


材料
左上から
メディウム
その1:リキテックス ジェルメディウム…見た目は軟膏のようですが、乾くと透明になり硬くなります。毛先の固定に。
その2:リキテックス グロスポリマーメディウム…アクセサリーの保護とツヤ出しニスに。上と違ってゆるいので、うっかり倒すと一瞬で机の上に店開きです。
人工毛
私はスーパードルフィー用の「ドルフィー植毛ヘアー」というのを使っています。天すみのない地方のかたは普通の植毛サラン等でも大丈夫かと。
ヘアゴム
漆黒あかねちゃんには黒、金髪などには透明を。仕入れ元は100均です。(透明なのは、ダイソーの「ラメカラマナイゴム」の透明が強度がありおすすめ。)
アクリル絵の具
リキテックスは高いので私はターナーで。ネウロ風アクセには「ゴールド ディープ」、人肉食には「パール レッド」を使用。これはめちゃめちゃ綺麗です!!うっとり
黒い針金
ヘアアクセの固定に。私は近所のホームセンターで買った#20のものを使用中。
ストラップパーツ
輪っかだけついているシンプルなものでOK。札幌民は地下街ポールタウンの「Parts Club」が安いのでおすすめ。(超ローカル情報)
石塑粘土
樹脂粘土とか紙粘土もありますが、乾燥後に切削・研磨が可能なので石塑粘土が好きです。(好き嫌いか)私はラドールを使いました。

リストアップしてみると意外とマニアックですね。
道具

はさみ
普通のはさみで大丈夫です。布用はさみだと切れ味がなめらか。
ペンチ
ビーズ細工用の先の細いものが便利です。
くし・ブラシ
あかねちゃんの身だしなみを整えるものなので、清潔なものを用いましょう。(ネウローゼでは福袋に入ってたきりしまってあったものを一応洗って使いました。)
水入れカップ
作業中、髪の毛を濡らして扱いやすくします。(濡らしすぎて梳かしが甘いと乾燥後に崩れてくるので注意)
小さめの方が扱いやすい。
ねんど板
見当たらなかったのでクッキングシートを机に置いてすませました。
彫刻刀(平刀)
先端が単なる平らな四角い刃になっているもの。ノミのような感じ。
紙やすり
800番くらい…?ヘアアクセの研磨に。

 


1.切る
 1mの髪の毛の束を、4分の1の25cmにカットします。(たばねて半分を2回)
2.適量を取る
 二つ折りして三つ編みをするので、あかねちゃんのウェストの半分程度の髪の毛を取ります。目安は…直径4〜5mmくらい…?
 少なくとってスレンダーに作るもよし、多めにとってグラマラスなかわいらしさを出すもよし…個人の好みによって調整してください。
中途半端に塗らしたせいで写真写りの悪いあかねちゃん とわたくし
3.ストラップパーツにヘアゴムをつける
 パーツの先の輪っかの部分にヘアゴムを通します。ちょっとコツがいりますが、右手の爪で金具を開いている間に軽く張ったゴムを挟むとやりやすいです。挟めたら、金具をクルクル回して中に。
4.あかねちゃんをゴムで束ねる
 あかねちゃんの中心部をゴムでしばります。巻き回数の目やすは、紐を持ってプランと下げた時ゴムがビヨーンとのびない程度。
5.束を3等分する
 図のように、前の左右の2束からそれぞれ1/3ずつとって後ろの1束としてまとめます。  なかなか調整の難しい作業。それぞれの束を右手で持ち、左手で持ちして太さを比べましょう。後ろのひと束はなるべくまとめて左右対称にとると仕上がりがキレイです。
(束に書いてある数字は、太さの比です)
6.ドアノブにかけて編み始める
 いや、別にドアノブじゃなくてもいいんですけど…強度といい取り外しやすさといい、案外使いやすいです。
 背景がドアの木材だとあかねちゃんが見にくいので、白い紙を適当に貼ります。
 撮影順のつごうで束が元に戻ってますが、5番で分けた3つの束は崩さないように!

7.三つ編みをする
 束が混ざり合わないように気をつけて、編み進めていきます。(三つ編みのやり方はめんどくさいので割愛)ひとり作業ゆえ片手しか写せませんでしたが、無理せず両手で作業してください。
 適度に湿らせ、櫛で梳かしながらタイトでつややかな束を保ちましょう。軽く指でならして張りの均等な編み目にしましょう。
擬音で表すと、ナデナデ…アミアミ…ナデナデ…アミアミ…といった感じです。手の中で徐々に娘らしくなっていくあかねちゃんへの愛情がつのる楽しい作業です。
8.しばる
 黒いゴムで毛先をしばります(写真撮影できず)。せっかく編んだ三つ編みがほどけないよう注意しましょう。

9.毛先を整える
 噛み切り美容師になった気分で、あかねちゃんの毛先をチョキチョキチョキチョキ整えます。(指で押し広げ、滑らせながら斜めにザッザッと切るといい感じ?)
 このままではパサパサした感じなので、ジェルメディウムを使って毛先を固めます。写真のように毛先を広げ、まんべんなくなじませて形を整えてください。
 毛先が命。心を込めていきいきとした表情をつけてあげましょう。

本体の完成です。
(背景はノートの表紙)

 



1.粘土で三角形をつくる
 机の上にクッキングシートをひいて簡易粘土板にしました。机を利用して、三角形の形を整えます。三角形の一辺はだいたい15mm程度、厚みは3〜4mm程度。
 粘土は使う量だけカッターで袋ごと切り取り、余った方は切断面を中心にラップと輪ゴムでくるみまくると保存しておけます。(少なくとも2ヶ月以上は持ちます)

2.針金を通す
 6〜8cm程度に切った黒い針金を粘土に通します。はみださないよう通すのが初めは難しいですが、左手の親指と人差し指で厚みを確認しながら、フィーリングで真ん中に通しましょう。

3.つまようじで溝をつける
 三つの角近くを、つまようじの先端でポチッとへこませます(前写真参照。深さ1mm程度)。
 左の写真のように3点を結ぶ三角形の溝をつけます。あとで削るための目印なので、適当で大丈夫です。

4.針金の先を丸める
 自分の指とあかねちゃんを守るため、先細ペンチ(前写真参照)で針金の先を丸めておきます。

5.乾かす
 削りを入れるため、表面の湿り気がすっかりなくなるまで乾かします。(一日程度)

6.三角形の溝を削る
 豆ちしき:クッキングシートはオーブンで焼くとこんがりいいにおいがする。
 は、早く…乾けばいいと思って… 面倒くさいのでこのまま使うことにします。真似しないように。
 さっき入れた溝を、Vの字の谷になるように平刀で整えます。一つの辺を一気に整えないで、ひとつの角に向かって右側の外→右側の内→左側の外→左側の内 というのをそれぞれの角にやると仕上がりがキレイになる気がします。

7.色を塗る
 アクリル絵の具をチューブから適当に出し、そのままペタペタ塗ります。(薄いと粘土が透けるので水はなくてもOK、つけても初めに筆に含ませる程度)裏表をまんべんなく塗り、適当に乾かします。(わりと速乾)何かの間に針金を橋みたいに渡すとよい。
個人的には金(ネウロバージョン)も好きなんですが、ネウローゼの皆さんには人肉色が好評だったご様子。

8.コーティングする
 ツヤ出し+色保護のために、グロスポリマーメディウムでコーティングします。(針金にはみ出た絵の具が気になる場合は前もってこすって落としましょう)塗りたては半透明ですが、乾くと透明ツルピカ。かなり早く乾きます。

9.あかねちゃんにつける
 針金を後ろに回しひねって十字に組みます。えっこれだけ!?と思うかもしれませんが、髪の毛に沿うように曲げると意外と目立たず強度も申し分ありません。が、新しい方式を考えた方は教えてください。
写真撮りながら作ったから失敗してほつれまくり…!他の方にお渡ししたやつはもっとキレイです…!

完成
 とっても可愛い美人秘書の誕生です。ナデナデと愛でたり、実際に携帯につけてみたりと思う存分かわいがってあげてください。


このページについて

タイトル
あかねちゃんをつくろう

URL
http://kayui.crap.jp/misc/akane/index.html

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製作者:こまい
kayuicomai (atmark) gmail.com
ティーポットと黒猫お借りしました→Rain Drop